グロテスク?な絨毯

2017.11.10 #その他

当店の在庫の1枚…

この絨毯を名付けるなら

「カシャーン産 メへラーブ草花文絨毯」(222cm x 137cm)

というのが適切でしょうね。
絨毯上部がエスリムで仕切られたミフラーブ文の形態をとっていますので…

そして美しいワインレッドのフィールドにはリズミカルなエスリムが舞うように配置されています。

でも、この絨毯はある意味「グロテスクな絨毯」なのです。

でも、なんでやねん、でしょ?

胴体のない鳥が嘴をあわせ、そこから繋がる蔓をまた鳥がくわえる。
よく見ると奇妙なデザインです。
この奇妙な感じが、ウィキペディアによると…

美術的に言うと、グロテスクとは花飾りと小さく幻想的な人間と動物の像とを織り交ぜたアラベスクの装飾的な配置であり…云々とのこと。

でも、人間の頭はちょっとね。。。

7年前ブログにアップしたビジャーもこのジャンルでした。

ライオンの生首!そしてエスリムの先はことごとく鶴っぽい鳥の頭部。

実はシャーナーメ(王書)の写本の細密画に描かれたもので、アレキサンドロスの末期の運命を予言されるという「動物の首が木になる」がコレ↓

これも鳥の頭どころか、人の頭が…

まあ、こんな所までネタ元を遡るワケですから、ペルシャ絨毯のデザインって興味深いですわ。。。

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