やっと‥‥本日より通常営業

2021.06.21 #未分類

休業要請が4/25から始まり、5/12からは平日のみ営業の土日休業。

やっと今日から通常営業に戻りました。

2ヶ月ぶりです。長かったわ〜

 

トップ画像はクムのネザファト工房のザロニムサイズ。

好きなので、何となく…

 

クムと言ってもシルクじゃありませんよ〜

パイルはウールで一部だけシルクを使ってます。

 

一般的には「ちょっとしかシルク使えなかったんだ〜」と言うイメージでしょうか?

 

いえいえ、ウールを真っ白に漂白なんて出来ないので、その部分だけシルクなんです。

あっ、それと縦糸はシルクを使っています。

イスファハンと同じ構成ですね。

ちなみにデザインはカシャーン産の絨毯の古いものからのオマージュ。

 

このパートシルクっていうのは、逆方向から見るとシルクの部分だけが光って

上品で綺麗ですよ。

全部がビカビカに光るオールシルクのゴージャス感がお好きな方もおられますが…

 

なので、予算がなかったからではありませ〜ん(笑)。

シルク=高価 ウール=廉価 と言う固定イメージって何とかならないですかね。

 

 

 

なんてことは置いといて、最近の納品事例を少しご紹介。

 

 

 

これでもかっ!ってくらいムチムチに結ばれたビジャーの2x3m。

当然、近作なんかじゃありません。

制作後50年以上は経過していると思われますが、未使用なもの。

歳月を経て遠路遥々、イランから神戸へ

そして、書斎が見えるこの素敵なリビングに落ち着きました。

この書斎でリモートでお仕事なんてされるといい感じでしょうね。

 

ズーム会議をリビングでやって邪魔にされるとか

逆に「静かにしてくれや〜」とか言って家族にストレスがかかる、なんて

無縁っぽいシチュエーション。

 

 

その上、リビングからも書斎からも街と海が見える。

もちろんダイニングからもキッチンで料理をしながらも…

いいな〜。

 

で、夜になると…

これまた、いい感じに夜景が…

神戸は六甲山上から見る夜景が昔は100万ドル、今は1000万ドルの夜景なんて言われますが

実はこれくらいの「山手過ぎではない高台?のマンションの最上階」から見る方がオススメです。

って、誰の部屋やねん!自分の家みたいに言うな〜、ですよね。スミマセン。

 

 

次は…

 

 

イスファハンのハギギ工房の絨毯、オンパレードの中からセレクト。

どれが良いですか〜?って、どれも良過ぎです。

 

こんな稀少で上質な絨毯を自宅で比較して検討する贅沢。

 

そして、吹き抜けの2階スペースから眺めれて、倍楽しめるシチェーション。

 

 

で、これに決定されました。

 

画像では伝わらないと思いますが、F.ハギギさんの絨毯はホントに綺麗な発色のブルー。

タイルの一枚ずつ色合いが違うのもリアルに表現できているし

斬新なデザインだったりするのですが、決して奇抜ではない。

セラフィアンでもヘキマットでもシャハブプールでもない

もちろん、ダバリでもダルダシュティでもない切り口の意匠。

独特ですね。

 

あと、納品事例ではなく話題をひとつ。

 

私は「ペルシャ絨毯」の文言が入ったニュースがネット上にアップされると

パソコンが教えてくれるという設定をしているのですが…

 

「ポルシェとエレメンオンドレが再びコラボ!」

 

 

ん?何の事?と思って記事を見ると

アメリカ NY 発のストリートウェアレーベル「エメ・レオン・ドレ」と

ドイツの自動車メーカー「ポルシェ」による第2弾特別仕様車が公開された。

との事で、その中の文章にペルシャ絨毯の文言が…

 

で、その画像がコレ↓

 

 

 

うん、空冷の時代のポルシェ…

これは1978~1984年の間に生産されていた930型の911SC。

それをどうしたのかな?

 

「車のデザインとプロジェクトのクリエイティブな方向性は、私が幼少期を過ごしたギリシャの島々と

ギリシャの島々の環境下で変化していくものの独特な美しさに由来しています」

とデザイナーのテディ・サンティスは語ってるそうで、よく見るとインテリアに…

 

 

ドアのポケットやフロアマットにちょっとローカルなペルシャ絨毯が…

ビンテージで、きっとダメージがあるやつをカットして、縁をパイピング。

で、ポルシェにセットしたんですね。

 

 

でも、木でできたビーズのシートカバー(日本でも当時はオジサン・オヤジさん御用達)や

シートのサイド部分に使ってる生地(1970年代に流行ったちょっと毛玉っぽいヤツ、なんて言うか知らんけど)で、わざとダサくしてる。

でも、シートの真ん中の部分はパンチングされた上質なレザーでシート自体はレカロ製。

で、そのレカロのエンブレムがオヤジっぽい木製ビーズのカバーの上にセットされてる。

 

 

 

まっ、このボディカラーといい(小学生の頃プラモデルをこのサファリブラウン色に塗った)

フックスのホイールといい(昔、このレプリカのホイールをポルシェじゃない車に履かせた)

今どきじゃないルーフキャリアといい(空冷ワーゲンのビートル等にもよくセットされますよね)

その他諸々、興味のない人には全くツボがわからない

細かすぎて伝わらない拘りはホンの一部の人向けでしょう。

うちの絨毯のセレクトと少しリンクするかもですが。

 

 

でも、実はこのブランドの服自体はまあまあ一般的な雰囲気ってところが、コレまたよく分からない。

 

 

 

 

 

少し話は外れましたが…

ポルシェは空冷(1996年まで)、絨毯は革命前(1979まで)

で区別されると思っている絨毯屋オーナーのつぶやきでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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