タブリーズ産 オールド カーペット
今朝何気なく空を見上げてみました。
そこには昨日まで見慣れた夏雲に代わって鱗雲が一面に広がっていました。きっと今日から秋です。絨毯屋の季節です!
で、早速おすすめ(ごく僅かの絨毯フェチの方に…?)の1枚を紹介します。
このタブリーズは制作後、有に50年以上経過しているものです。
サイズは2.5m x 3.5mで一般の住宅には少し大きめかなってとこです。
最初この絨毯を見た時、いい絨毯だけど個性が強過ぎて売るのは難しいだろうなと感じました。
一風変わったデザイン、配色と思いませんか?
でも日が経つにつれ慣れてくるんです。っていうか引き込まれてしまうのです。
変わったデザインなのに…破綻がない。配色も不思議なのに…違和感がない。
現在のタブリーズでは決して望めない素晴らしく深い色合い。等々…
でもでもでも、やっぱり…一般ウケはしません。とにかく妖しいのです。
昼間のイメージ等は一切ありません。
そこで私が勝手にイメージするこの絨毯の落ち着き先は…
まず、買う人…昼夜逆転した生活を送っている人で独身?。
そしてアルコールが大好きな人の方がいいかな。(私はお酒あんまり飲めませんが)
職業は殆ど働かなくてもかなりの所得があって…
性格は良くなくてもいいです。
ロケーション…阪神間の山手で夜景が素晴らしい家や部屋ではなく、もっと西で明石海峡大橋が間近に見えるあたり。夜になると暗~い海にライトアップが終わった時間帯の橋が暗闇にうっすら見える程度。
う~ん、いいですね~!
こんな妄想ばっかりしてます。
注(笑) 当店には普通に健康的で素晴らしい絨毯がいっぱいありま~す。
誤解のありませんように!
Comments
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名前 : まるもちゃん 2007年9月6日 8:35 PM
今晩は!いつも珍しい絨毯をアップしてくださって、ありがとうございます。楽しく拝見しています。
それにしても素晴らしい色合いの絨毯ですねえ~。オリーブとモスグリーンの配色が絶妙で、柄も面白い絨毯ですね!マイ・ブームがペルシャ絨毯なので、いろいろなお店に行って、数々の絨毯を見せていただいていますが、こんな風合いの絨毯は珍しいです。
是非暇を見つけて、お店で実物を拝見してみたいものです。 -
名前 : rugsts 2007年9月8日 5:04 PM
>>まるもちゃんさま
こんにちは~!
さすがにお目が高いですね。
イランには偉大なオスタッド(絨毯界の人間国宝みたいなもの?)として13人の名前があげられることがあります。
これはどちらかというとデザイン方面で、工房のオーナーも兼ねているのはマシャドのアモグリ氏のみです。セラフィアン氏等は入っていません。この中のひとり、故アフマッド・エマード氏がこの絨毯のデザインをしたのです。
個性的で面白いデザインと調和がとれて破綻のないデザインは互いに相反するものと思います。この絨毯のように両方兼ね備えているものは本当に稀少なんです。
ペルシャ絨毯って奥が深~いですから怖いですよ~(笑)
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