セラフィアンでザロニムでpart2 番外編
2011.10.23
#ペルシャ絨毯
前回の続きです。
電話でお問い合わせの方が、ご来店される事になったので…
またまた揃えてみました。
でも、その方はセラフィアンではなく
もっと古い絨毯にご興味を持たれたみたいです。
(ここから先はのめり込むと泥沼かも…しれません)
上の画像のように「セラフィアン」のサインや
他のペルシャ絨毯で工房名などの文字などを
見かける事は多いと思います。
で、話がそれてしまいますが…
遊牧民の絨毯の場合はどうかなと。
もちろん工房名が入る訳は無いのですが、「数字」
そう、年号が入る事があるのです。
↑これは「1362年」とあります。
西暦じゃないですよ。
イラン歴とかヒジュラ太陽暦と呼ばれる暦です。
西暦に直すと1984年。
27歳のライオン君のお尻です。↓
↑「1322」とあります。
このイラン歴を西暦に直すと1944年。
今から67年前のルリ族(ローリー族)の絨毯です。
現在はカシュガイ族等と一緒にギャッベばっかり作ってますね。
もう、このタイプを見かけなくなって久しいです。↓
では、これは???↓
ん?「2535/4/20」
イラン歴を当てはめると1156年後の4月20日?
イスラム暦にしてみても1070年先?
西暦な訳無いし…
1975年にモハンマド・レザー・パフラヴィー国王のもと
キュロスの建国の年(紀元前550年)を元年とする
キュロス紀元に改められた事があります。
この暦を当てはめると…
この絨毯の微妙な枯れ加減とぴったり。
1985年産のバルーチでした。↓
話題がそれてしまったので番外編ってことで…。
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