「暇なペルシャ絨毯屋 オーナー」でなくなる?

今日、お客様からメールを頂いた文面に…

今年は秋の訪れが早く、すでに「暇なペルシャ絨毯屋
オーナー」でなくなりつつあるのではないでしょうか?

と書いてありました。

残念ながら

まだまだ暇なペルシャ絨毯屋オーナー」ですっ!

という事で、本日は壁に展示している絨毯を一部入れ替えました。

とりあえず、本ブースの向かって左。
グーチャンのペイズリーを…

セネ・キリムで攻めてみました。
一昔前までよく見かけました。

でも、これは惚れ惚れするくらい綺麗です。
また、縦糸にシルクの糸を用いたレアなタイプで未使用のビンテージ。
一見の価値があります。

この背景にうっすらと映っていますが、皆さんに座って頂く奥の椅子のある所。
アルデビルのアンティークでしたが…

クム産、近作の絨毯です。

とは言え、パイルはほんの一部シルクで殆どウール、縦糸はシルクというもの。
工房はネザファト。

デザインは個人的にとても秀逸だと思っています。
カシャーン産のアンティークのデザインからインスパイアされたと思われますが
絶妙のアレンジで、そのこってり感を余り感じさせません。
そして無地の部分の量的なバランス感覚、最高です。

20年ほど前に、ネイビー部分がサックスっぽい色のドザールサイズをお買い上げ頂いた事がありました。
それも良かった~。

ザロニムはネイビー。
ドザールになるとサックス。

サイズによって色を変えるセンス、さすがです。

そして向かって右側の廊下側の壁。

ある意味、普通に綺麗なクムシルクにしました。
メヘラバクシュ工房です。

今日まで下側に写っているトルクメニスタンのシルクを展示していたのですが
あまりお声がかかりませんでした。

マニアック過ぎたのでしょう。
というか、この絨毯は床や壁の平面では魅力が発揮出来ないタイプなんです。

仕舞い込む前にちょっと撮影~

眩しいほどビカ~ッ!

でも、平らな所ではびっくりするほど大人しいんです。

あと、向かい側のブース。

これは壁に展示するのは初めて。

イスファハン産、オールド。当然、コルクウール。

約60年の歳月が作った絶妙の色合い。
画像では表現出来ていないですけど…

そして、もっと色合いが表現出来ていないのが左側のウインドウ。

これも壁に展示するのは初めてかも。

テヘラン産、アンティーク。

状態抜群。

こんなの展示して大丈夫かな?
(まあ、ここは東京でもないし、神戸でも六甲アイランドだし、よっぽど興味のある人でないと来ないし…世の中、シルク>ギャッベ>ナインみたいなもんだし…)

ウインドウ右左の床部分も、いい感じのイスファハンです。

さて、いつから秋らしくなって、ウチは忙しくなるんでしょうか?

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