白鶴美術館へ
一昨日、20年振りに白鶴美術館へ行って来ました。
生憎の空模様でしたが、そぼ降る雨に打たれた緑が鮮やかなエントランスをくぐり…
とりあえず本館へ…
新館で行われている「コーカサスの絨毯」展は後で行きましょう。
階段の石の大きいこと、立派でございます。
「世界的価値のあるコレクションを私蔵するのではなく、ひとりでも多くの方の目に触れてほしい」。
白鶴美術館は、そんな願いを持った嘉納治兵衛(鶴翁・白鶴酒造7代)によって昭和9年(1934年)に開館されました。
古美術品500点で出発した当館は今、国宝2件(75点)、重要文化財22件(39点)を含む約1450点以上の作品を所蔵。
戦争と空襲、戦後の混乱、大震災など幾多の苦難を乗り越えながら、価値ある古美術品を現在に残しています。
(白鶴美術館HPより引用)
でもでも…私は建物自体の方が展示物よりも興味深い。
絨毯も同じなんですが、この建物は職人の「気」を感じます。
床、壁、柱、手摺、天井、照明など、その素材や技術、素晴らしい。
そして窓から見える庭の構図も計算されて美しい。
う〜ん、ええわ。
で、本館を後にして新館へ。
こちらは真逆でモダンな建物です。
2019年白鶴美術館春季展「コーカサスの絨毯」
館内は撮影不可なので、開館当時に買った所蔵品目録から…
合計21点のコーカサス絨毯の展示を見てきました。
まあ、いろいろと感じることはあるのですが、長くなるから?
いや、大した感想ではないから?
いや、ここでは書けないから?やめておきます。
そのかわり、当店の最新コーカサス絨毯の在庫の画像をどうぞ。
ん?
1906 その後に続く文字は?
そして、下にもう一枚。
これにも…
1909、その後に続くのは…「アルメニア語」
ん〜ン、わからん。
1906、1909と言うのはわかる。もちろんdated、年号。
113年前の絨毯と110年前の絨毯。
その後の文字が知りたい。
でも、この時代、インスタがある!
#armenian #armeniancarpet #caucasus などのハッシュタグを入れて画像をアップ。
そして What does this sign say? などと入れてみると…
アルメニア人の方から、すぐにアルメニア語でコメントが…
”Խանումնազ Արեյան 1906”
絨毯に織り込まれている文字をテキストに起こしてくれるだけでも助かる。
グーグル先生で翻訳。
「カナッス・アレアン 1906」と判明。
長い文章かなと思ったけど、普通に織った人のサインでした。一件落着。
もう一枚は織り込まれた文字が下手過ぎて、判読不能みたいです。
でも、おそらく名前でしょう。
この展示会の会期は今日までだったので
「コーカサスの絨毯展、見逃しちゃったよ〜〜」
って方がいらっしゃったら、是非当店へ!
入場無料でございます(笑)
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