オチはありません…
関西人の悪い癖でしょうか?
オチが無い話はあかんわ、と思いがちです。
ブログも同じで、オチを考えなあかんと思うと、なかなか更新できません。
って、最初に言い訳をしてからの、オチのない話でブログ更新です。
トップ画像と↑この画像をインスタにアップしてみました。
イスファハンのハギギ工房の絨毯たちです。
まあ、見る人が見ればわかるんですが、サイン部分がそれぞれで違いますね。
ファミリーですが、兄弟それぞれ独立しているのでサインは別々なんです。
昨年、お亡くなりになったフェイゾーラ・ハギギ氏はF・HAGHIGHIとアルファベットとペルシャ語で… 故ヤッドーラ・ハギギ氏とナッソーラ・ハギギ氏はペルシャ語でネームを織り込んでいます。
右上の絨毯はヤッドーラ・ハギギさんの存命中に制作され、そのまま保管されていたもの。
今日、ついでに撮影したので綺麗な画像をどうぞ。
案外、ヤッドーラ・ハギギ工房のパリッとしたやつって少ないので…
その上レアなオールオーバーのペイズリーデザイン。
真上からの全体画像は改めてHPにアップします。
↓ ご本人(ご子息)たちから「いいね」が付くのを楽しみに待つことにしましょう。
あと、HPのトライバルに何点かアップしようと思って撮影しました。
これも真上からの画像は改めてHPにアップするので、その他角度からの画像をどうぞ。
↑ 100年以上前のアフシャル系シルジャンと思われる絨毯。
クリーニングするためにバザールに持込んだ個人から交渉の末、買い取ったもの。
レアですよん。
↑ 古〜いカシュガイ。
ビビッドな発色の部分はアクリルと思われる手触り。
もちろん化学染料でしょう。
身の回りの植物から染めた糸はある意味コストゼロ?
ビビッドに発色する化学染料で染めたアクリル毛糸はお金を出してバザールで手に入れなければなりませんので、コストがかかっています。
だからポイントポイントで大事に使ったんですね。
今時のブランドギャッベなんかは、デザイナーが描いた下絵を渡され、しっかり生産管理されてますから、アクリル毛糸なんて論外、化学染料もあり得ない。だって高級な遊牧民絨毯ですもんね。
そんなブランドギャッベと比較するとこっちは野良絨毯(笑)とでも表現すればいいでしょうか?
小鳥の意匠にもご丁寧にボルボル(ウグイスみたいな小夜啼鳥)って文字を尾っぽの下ごとに入れてるのも面白いですよ。
裏面から見ると分かると思いますが、相当古い事がわかります。
こちらの方がよっぽどリアルな遊牧民の絨毯と思うのは私だけでしょうか。。。
これはケルマンシャーのセミアンティーク絨毯。
巷で販売されている近作のケルマンシャーとはちょっと違う。
クルド系の人たちのもので、プリミティブな印象。
だから素朴なちょっと硬いウールを使ってると思うでしょ!
それはそれは…何としなやかで艶やか、画像からは想像できない感触のウールが使われています。
こんな絨毯たちは実物を手に取ってみないと、その素晴らしさは伝わらないはずです。
私も未だ「こんな絨毯あったんか〜っ、え〜っ!!」って、日々勉強です。
是非、普通のトライバルラグやペルシャ絨毯をいっぱい見てからお越しくださいねっ!
Comments
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名前 : Y.M 2021年9月28日 2:06 PM
こんにちは。5〜6年程前にそちら店舗でライオンラグ購入、あとご紹介で、岡山の照明センターさんで購入し、久しぶりまた購入検討しておりまして。ただコロナにより伺うには県外からだと厳しい状況で、できましたらどんなものがあるか教えてくださいますと助かります。
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